新月の夜
バレバレ。かわいいコね。息子を好きになってくれた人。本当カワイイ☆…。あのコには反対に遭わしたくないの。…私だけで充分。…。まぁ、暗い話ばかりのも何だし、ふふふ。楽しくいきましょう。ルンルン♪」
「あ…あの…。」
「妊婦さんにやさしい料理でも作りましょう。」


「…おとなしくしてるかなぁ。母さん。」
「え?」
「張り切ってましたから。世話好き。…暴走しなければいい人なのになぁ。」
「そんな、いいお母さんじゃないですか。」
「母さんが、再会した日の夜に言ってた。゛変わってない。優しくて、明るくて、子供が大好きなのは、あの時のまま。光を与えてくれる。あなた達にとって大切な人、亜希はすぐに引き込まれていった。あつきは、あさみちゃんに優しく撫でられるとすやすや眠ったんだよ。寝起きもぐずらずに、ニコニコ笑って。あつきも好きだったのじゃないかな?゛を信じたい。兄さんも同じように。何かあるよ。呪いに変化があったり?」
「ありがとう感謝しています。」


「どうしたの?お兄さんと仲良く話して。」

麻友美は尋ねる。あつきは、

「悠太くんに相談に乗って頂いてます。」

悠太は麻友美に、

「マネージャーさんな、あまりにも激しいのするから嫁さん妊娠しちゃったらしくて。いゃあ〜手早い。激しいのなんの。…」
「あなたに言われたくない。」

麻友美はあつきの腕を握り、

「本当ですか!?」
「…家族にもまだ言ってない話を…。」
「お嫁さん家に来て、母さんと仲良く…してると思う。」
「妊婦さんから話しを聞いて、少しでも役に立ちたいと思ったのです。」

みんなやってくる。

「本当ですか☆」
「…はぃ…。」
「ベビーちゃんなんてかわいいだろうなぁ。」
「…もう何にでもなれ…。」


あつきは史奈を迎えつつ、悠太の家へ、史奈はあつきが来ると抱き着く。

「迎えに来たよ。」
「ありがとう。楽しかった。いろいろと教えて頂いて。」
「ふふふ。かわいいお嫁さん。悠太の彼女もいい勝負してる。」

悠太は焦り、母の口を塞ぐ。

「ば…ばか!?」
「ふふふ、構ってくれた。」
「はぁ…もうだめだ。」

あつきは、

「どうせバレバレだし。」
「…奥さんは気付いてない。」
「でも、あそこであ〜んなことす
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