新月の夜
誘拐?〜母の愛情
次の日、その日は絢美と仕事が一緒なので亜希もいる。
控室。みんな話している。不安でどうしようもない麻友美。絢美は、
「麻友ちゃんどうしたの?」
「…うん。」
上の空。あつきは気遣い、
「あ〜やだって調子悪い時あるだろ?」
「…確かにあるけど。お兄ちゃん知ってるの?」
ぎくっ!
「…それは。」
見かねた悠太は、
「ごめんなさい…!」
謝る。
「何が?」
亜希が言うと悠太はゆっくりと、
「麻友…妊娠してるんです。」
「は?」
「……。」
無言のあつき以外は驚く。絢美は無言のあつきに、
「知ってたのね、お兄ちゃん。」
「…ああ、昨日だけどね。昨日、麻友美さん倒れたんだ。予感がして…家に帰って、史奈に頼んで買ってもらった検査薬を使ったら…反応が出たんだ。」
亜希は、
「だから今日、ごみ出しに行って、史奈ちゃんに会った時おどおどしてたんだね。口封じしてたわけだ。」
「…こればかりは本人が話さないといけない話だから。」
亜希は、
「それで、どうするおつもりですか、悠太君?」
悠太は、
「麻友と結婚しようと思ってます。」
「麻友美さんのお腹はそのうちに大きくなる。」
「わかっています。きちんと話します。逃げるつもりはない。」
「…私は君達を守ります。」
「お兄ちゃん…。」
みんなも賛同する。麻友美は絆に涙。
麻友美の兄は会社でおどおど。何も知らない悠太の伯父、義人。
「どうしたのです?」
兄は義人が悠太の伯父だとわかっているので何も言えない。すると悠太の母が、
「お義兄さん、今いい?」
「いいよ。何か話?」
「うん。」
悠太の母は麻友美の兄に微笑みかける。
「どうしたの、あさみちゃん。」
「運転よろしくね。」
「は、はい。」
悠太達は仕事が終わり、ミーティング。するといきなり悠太の母と義人が入ってくる。
「か、母さん?…と伯父さん。」
「今から仕事よ。彼女と打ち合わせ。」
麻友美の腕を掴む。
「え…。」
麻友美は戸惑う。
「え、聞いてない。」
悠太は言う。
「大事なミーティング。義人さん、行きましょう。」
「はい…。」
連れ去ら
控室。みんな話している。不安でどうしようもない麻友美。絢美は、
「麻友ちゃんどうしたの?」
「…うん。」
上の空。あつきは気遣い、
「あ〜やだって調子悪い時あるだろ?」
「…確かにあるけど。お兄ちゃん知ってるの?」
ぎくっ!
「…それは。」
見かねた悠太は、
「ごめんなさい…!」
謝る。
「何が?」
亜希が言うと悠太はゆっくりと、
「麻友…妊娠してるんです。」
「は?」
「……。」
無言のあつき以外は驚く。絢美は無言のあつきに、
「知ってたのね、お兄ちゃん。」
「…ああ、昨日だけどね。昨日、麻友美さん倒れたんだ。予感がして…家に帰って、史奈に頼んで買ってもらった検査薬を使ったら…反応が出たんだ。」
亜希は、
「だから今日、ごみ出しに行って、史奈ちゃんに会った時おどおどしてたんだね。口封じしてたわけだ。」
「…こればかりは本人が話さないといけない話だから。」
亜希は、
「それで、どうするおつもりですか、悠太君?」
悠太は、
「麻友と結婚しようと思ってます。」
「麻友美さんのお腹はそのうちに大きくなる。」
「わかっています。きちんと話します。逃げるつもりはない。」
「…私は君達を守ります。」
「お兄ちゃん…。」
みんなも賛同する。麻友美は絆に涙。
麻友美の兄は会社でおどおど。何も知らない悠太の伯父、義人。
「どうしたのです?」
兄は義人が悠太の伯父だとわかっているので何も言えない。すると悠太の母が、
「お義兄さん、今いい?」
「いいよ。何か話?」
「うん。」
悠太の母は麻友美の兄に微笑みかける。
「どうしたの、あさみちゃん。」
「運転よろしくね。」
「は、はい。」
悠太達は仕事が終わり、ミーティング。するといきなり悠太の母と義人が入ってくる。
「か、母さん?…と伯父さん。」
「今から仕事よ。彼女と打ち合わせ。」
麻友美の腕を掴む。
「え…。」
麻友美は戸惑う。
「え、聞いてない。」
悠太は言う。
「大事なミーティング。義人さん、行きましょう。」
「はい…。」
連れ去ら