新月の夜
せておくよ。でも妻には言っておく。心配性だからね。」
「伯父さん…。」
義人は麻友美に、
「甥っ子が妊娠させてごめん。甥っ子は中途半端なキモチでは抱いていない。ただ、親ができちゃっただから結婚前の精力だけはあるかも知れない。相談なら気軽に言って?私は悠太の伯父さんだ。それに9人の子供のパパもしてる。」
義人は麻友美の兄に。
「これからも仲良くしましょう。こんなにかわいい妹さんなら早く紹介して欲しかったです。これからも指導よろしくお願いします。」
兄は、
「は、はい。」
「私は悠太の伯父さんですけど先輩にとっては後輩社員の高瀬義人というおじさんにすぎない。ひもじい…と言って幼なじみにすがりついたろくでもない男ですよ。」
「義人…。」
義人はナオキに近づいて、
「ふふふ。やっぱりナオキの遺伝子継いだね。」
「…うるさい、妊娠させたのは間違いじゃないけどさ。」
母は、
「悠のが的中率低いよね。私達なんて1回で和ちゃんできたもん。」
「…言うな!」
兄は、
「聞きたくなかったかなぁ…。」
母は麻友美に、
「そういう親子よ。心配しないで?」
「…ありがとうございます。」
「今日はゆっくり休んでね。坂井君、送ってあげなさい。秘密の通用口の場所教えてあげる。」
麻友美は悠太の母に案内されて兄と共に行く。
「ここよ。」
兄は、
「…こんな出口があったなんて知りませんでした…。」
「ここは私達家族しか知らないの。悠が知らないのは働いていないから。こういう時に使えてよかったわ。私達も滅多に使わないから。」
母は麻友美に、
「悠は嫉妬深いけど心優しい息子よ。和也よりも親想いだし、私が主人と結婚しているのを隠されていたのを人一倍心配して、優しく介抱してくれた。私が三人目が欲しかったのを見抜いてたし、それができないのが自分が生まれたせいだと言ってた。何回も謝って、違うといくら言っても優しく抱いてくれた。だから、あの子には幸せになって欲しいの。解放された今はすっきりしてる。奈央のいいお兄さん。奈央も帰って来たらすぐに求めるの。だから息子をよろしくお願いします。」
母は頭を下げる。
「…そんな。」
「さあ、ここも誰か通るから早く行きなさい。ばれたら
「伯父さん…。」
義人は麻友美に、
「甥っ子が妊娠させてごめん。甥っ子は中途半端なキモチでは抱いていない。ただ、親ができちゃっただから結婚前の精力だけはあるかも知れない。相談なら気軽に言って?私は悠太の伯父さんだ。それに9人の子供のパパもしてる。」
義人は麻友美の兄に。
「これからも仲良くしましょう。こんなにかわいい妹さんなら早く紹介して欲しかったです。これからも指導よろしくお願いします。」
兄は、
「は、はい。」
「私は悠太の伯父さんですけど先輩にとっては後輩社員の高瀬義人というおじさんにすぎない。ひもじい…と言って幼なじみにすがりついたろくでもない男ですよ。」
「義人…。」
義人はナオキに近づいて、
「ふふふ。やっぱりナオキの遺伝子継いだね。」
「…うるさい、妊娠させたのは間違いじゃないけどさ。」
母は、
「悠のが的中率低いよね。私達なんて1回で和ちゃんできたもん。」
「…言うな!」
兄は、
「聞きたくなかったかなぁ…。」
母は麻友美に、
「そういう親子よ。心配しないで?」
「…ありがとうございます。」
「今日はゆっくり休んでね。坂井君、送ってあげなさい。秘密の通用口の場所教えてあげる。」
麻友美は悠太の母に案内されて兄と共に行く。
「ここよ。」
兄は、
「…こんな出口があったなんて知りませんでした…。」
「ここは私達家族しか知らないの。悠が知らないのは働いていないから。こういう時に使えてよかったわ。私達も滅多に使わないから。」
母は麻友美に、
「悠は嫉妬深いけど心優しい息子よ。和也よりも親想いだし、私が主人と結婚しているのを隠されていたのを人一倍心配して、優しく介抱してくれた。私が三人目が欲しかったのを見抜いてたし、それができないのが自分が生まれたせいだと言ってた。何回も謝って、違うといくら言っても優しく抱いてくれた。だから、あの子には幸せになって欲しいの。解放された今はすっきりしてる。奈央のいいお兄さん。奈央も帰って来たらすぐに求めるの。だから息子をよろしくお願いします。」
母は頭を下げる。
「…そんな。」
「さあ、ここも誰か通るから早く行きなさい。ばれたら