新月の夜
…う。」
麻友美に悪阻。母は、
「休んでなさい。」
「…ママ、ごめんね。」
「いいのよ。お兄ちゃん、ついててあげて。」
「はい。」
麻友美の部屋。兄が付いている。
「麻友、祐の彼女はかわいい?」
「うん、かわいいよ。かなりの美人。」
「どうやって会ったんだ?」
「私とよく一緒にいるよ。」
「まさか…、」
「この部屋に祐の彼女の写真があるの。お兄ちゃんも会った事あるよ。」
「…あのなぁ、祐は普通の大学生…。」
「それがいいんだよ。祐は本当に自分が相応しいのか悩んでる。でも祐は私の自慢だよ!」
「あのなぁ…。」
「お兄ちゃんは祐の事どう思うの?」
「…自慢の弟だ。」
ピンポン!
ベルが鳴る。
「誰か来たのかな?」
麻友美と兄は話している。すると、
「お兄ちゃん!」
母親が来る。
「どうしたの?」
「会社の人が荷物持って来て頂いたわよ。」
「へ?」
「若い人と、40そこそこの人よ。」
「?」
「麻友もおいで。一人にはさせておけないわ。」
「…はい。」
居間へ。悠太の兄と義人だ。麻友美と兄はびっくり。
「どうしたの?」
知らない母親は、
「どうしたの?」
と聞く。悠太の兄は、
「弟が娘さんを妊娠させてすみませんでした。」
「…え?」
母は驚く。
「お…兄さんですか?」
麻友美は、
「…彼のお兄さんと伯父さんなの…。」
母は絶句。
「弟は家で待機しています。弟は本気で娘さんを愛しています。多少我が儘で猪突猛進な所が有りますが、一番家族想いで心優しい男です。幼い妹にも凄く慕われていて抱っこをせがまれたら、優しく抱いています。どうか弟のしたことを許してあげて下さい。そして、弟と一緒にさせてやって下さい。」
母は頭を深々と下げて、
「娘をよろしくお願いします…。」
と言う。
「…ママ。」
夜、祐貴も帰ってくる。
「姉さんただいま。」
きゅっ。
「もうなかなか抱けなくなるから。」
「おかえり。」
「祐、少しはいたわったらどうだ、麻友は妊婦さんなんだぞ。」
「さん羨ましいんだ〜。」
「…オレのが優先だ。」
「やめてよ…。」
「祐、彼女
麻友美に悪阻。母は、
「休んでなさい。」
「…ママ、ごめんね。」
「いいのよ。お兄ちゃん、ついててあげて。」
「はい。」
麻友美の部屋。兄が付いている。
「麻友、祐の彼女はかわいい?」
「うん、かわいいよ。かなりの美人。」
「どうやって会ったんだ?」
「私とよく一緒にいるよ。」
「まさか…、」
「この部屋に祐の彼女の写真があるの。お兄ちゃんも会った事あるよ。」
「…あのなぁ、祐は普通の大学生…。」
「それがいいんだよ。祐は本当に自分が相応しいのか悩んでる。でも祐は私の自慢だよ!」
「あのなぁ…。」
「お兄ちゃんは祐の事どう思うの?」
「…自慢の弟だ。」
ピンポン!
ベルが鳴る。
「誰か来たのかな?」
麻友美と兄は話している。すると、
「お兄ちゃん!」
母親が来る。
「どうしたの?」
「会社の人が荷物持って来て頂いたわよ。」
「へ?」
「若い人と、40そこそこの人よ。」
「?」
「麻友もおいで。一人にはさせておけないわ。」
「…はい。」
居間へ。悠太の兄と義人だ。麻友美と兄はびっくり。
「どうしたの?」
知らない母親は、
「どうしたの?」
と聞く。悠太の兄は、
「弟が娘さんを妊娠させてすみませんでした。」
「…え?」
母は驚く。
「お…兄さんですか?」
麻友美は、
「…彼のお兄さんと伯父さんなの…。」
母は絶句。
「弟は家で待機しています。弟は本気で娘さんを愛しています。多少我が儘で猪突猛進な所が有りますが、一番家族想いで心優しい男です。幼い妹にも凄く慕われていて抱っこをせがまれたら、優しく抱いています。どうか弟のしたことを許してあげて下さい。そして、弟と一緒にさせてやって下さい。」
母は頭を深々と下げて、
「娘をよろしくお願いします…。」
と言う。
「…ママ。」
夜、祐貴も帰ってくる。
「姉さんただいま。」
きゅっ。
「もうなかなか抱けなくなるから。」
「おかえり。」
「祐、少しはいたわったらどうだ、麻友は妊婦さんなんだぞ。」
「さん羨ましいんだ〜。」
「…オレのが優先だ。」
「やめてよ…。」
「祐、彼女