新月の夜
に代わる。
「麻友ちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。」
「悠くんどうだったの?お兄ちゃんに聞いても送っただけって言うし。」
「お母さんは優しい人だよ。伯父さんもいい人で、優しく介抱して頂いて。悠が来て、お父さんびっくりしてたけど受け入れてくれた。悠、かっこよかったなぁ。」
「惚気てる?」
「きちんと言ってくれたもん。責任取るからって。」
「彼は真面目だよ。いいお坊ちゃま。ママと繋がりがあったなんて知らなかったけど。もし連絡を頻繁に取り合っていたら私の許婚になってたかも知れない。」
亜希は絢美を抱いて、
「私はあなた達を守ります。あの方の子供だからでなく、心から。今日来た時、私に向かってウインクをされました。」
「へ?」
「幼い頃の私と関わりがありますから。仕事中の見分け方くらいわかるでしょう。わざと片方がダテメガネだし。それに左手の薬指の指輪は弟ですから。」
亜希は絢美の髪を優しく撫でる。
「恋人と話しなさい、麻友美さんを疲れさせたらいけない。」
「うん。もしもし?祐ちゃん、許してあげて?」
「僕も兄さんも許しているよ。今は兄弟でいて、少しでも安らげればいい。」
「祐ちゃん大好きだよ。」
「僕も好きだよ。本当に僕で釣り合うのか不安だけど…。」
「祐ちゃんだからいいんだよ。いつか迎えに来て?」
「うん。」
「絢美、女からプロポーズはきついぞ。」
「プロポーズじゃないよ。誰にも渡したくないもん。祐ちゃんとずっと一緒にいたいもん!」
「それがプロポーズだ。」
「だって好きなの隠したくないもん。」
「…わかりました。」
「祐ちゃん大好き。」
「僕も大好きだよ。」
「ふふふ、今日も話せたから幸せ。」
「僕もだよ。」
「また電話するね。」
ちゅっ。
切る。麻友美は、
「ラブ×2だぁ。」
言う。
「絢ちゃんかわいいもんね。」
「…うん。」
「大好きなんてお姉ちゃん感動しちゃった。」
兄は、
「絢ちゃんってまさか!?」
「このポスターの彼女だよ。」
「……。」
「えぇっ!?」
「彼女が祐を気に入っちゃったんだもん。」
「キス…したんだろ?」
「……。」
「そりゃしてるよ。恋人だし。」
「姉さん…。」
「だって甘いキスしてたよ。お兄ちゃん
「麻友ちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。」
「悠くんどうだったの?お兄ちゃんに聞いても送っただけって言うし。」
「お母さんは優しい人だよ。伯父さんもいい人で、優しく介抱して頂いて。悠が来て、お父さんびっくりしてたけど受け入れてくれた。悠、かっこよかったなぁ。」
「惚気てる?」
「きちんと言ってくれたもん。責任取るからって。」
「彼は真面目だよ。いいお坊ちゃま。ママと繋がりがあったなんて知らなかったけど。もし連絡を頻繁に取り合っていたら私の許婚になってたかも知れない。」
亜希は絢美を抱いて、
「私はあなた達を守ります。あの方の子供だからでなく、心から。今日来た時、私に向かってウインクをされました。」
「へ?」
「幼い頃の私と関わりがありますから。仕事中の見分け方くらいわかるでしょう。わざと片方がダテメガネだし。それに左手の薬指の指輪は弟ですから。」
亜希は絢美の髪を優しく撫でる。
「恋人と話しなさい、麻友美さんを疲れさせたらいけない。」
「うん。もしもし?祐ちゃん、許してあげて?」
「僕も兄さんも許しているよ。今は兄弟でいて、少しでも安らげればいい。」
「祐ちゃん大好きだよ。」
「僕も好きだよ。本当に僕で釣り合うのか不安だけど…。」
「祐ちゃんだからいいんだよ。いつか迎えに来て?」
「うん。」
「絢美、女からプロポーズはきついぞ。」
「プロポーズじゃないよ。誰にも渡したくないもん。祐ちゃんとずっと一緒にいたいもん!」
「それがプロポーズだ。」
「だって好きなの隠したくないもん。」
「…わかりました。」
「祐ちゃん大好き。」
「僕も大好きだよ。」
「ふふふ、今日も話せたから幸せ。」
「僕もだよ。」
「また電話するね。」
ちゅっ。
切る。麻友美は、
「ラブ×2だぁ。」
言う。
「絢ちゃんかわいいもんね。」
「…うん。」
「大好きなんてお姉ちゃん感動しちゃった。」
兄は、
「絢ちゃんってまさか!?」
「このポスターの彼女だよ。」
「……。」
「えぇっ!?」
「彼女が祐を気に入っちゃったんだもん。」
「キス…したんだろ?」
「……。」
「そりゃしてるよ。恋人だし。」
「姉さん…。」
「だって甘いキスしてたよ。お兄ちゃん