新月の夜
な仕打ちも受けます。妊娠させた責任を取ります。」
「…悠。」
兄は、
「私はあなたを嫌ってはいませんよ。弟も。この妊娠は衝撃だったけれどいつか妹を妊娠させるのは君だと思っていたし、奥さんからあんな事聞いたら見下すなんてできません。」
「母がですか?」
「あの方は本当にすごい方です。君を本当に愛しています。愛している息子さんだから誇れる。きっと母親ってそうなのでしょう。命を賭けて産んだ。お腹の子供もきっとたくさん愛されて育つ。」
兄は悠太を抱いて、
「妹を頼みます。ただ、嫉妬で狂って襲うのはよろしくないけどね。」
「…ごめんなさい。」
「弟かぁ…。社長令息だし…。」
「悠太でいいですよ。堅苦しいのは嫌です。自惚れるなと母から教育受けています。だからこそ、小.中.高は何も言いませんでした。大学は…多少のばれた人しか…大学生は企業の事を気にしますし、メンバーらに、将来どうする?と聞かれたので、次男だけど親父を継ごうかな…と言ったら、何ぃ〜!って追求されて、会社名は言わなかったけれど、社長の息子だと…。そうしたらあだ名が坊ちゃんになって…。」
麻友美は、
「早く行こう?心配かけるのダメだよ。」
「はい。」
兄と悠太は麻友美を支えるようにおりる。麻友美は、
「大丈夫だってば。私だっておりれるって。妊娠がわかってからこんな…知らない時だっておりてたよ。」
「麻友、ゆっくり身を任せて。この人役に立たないし。」
兄が言うと、
「な…父親だもん、お兄さんこそ引いてください。」
「ふん、妊娠させた尻軽男に任せられますか。」
「……。」
待っていた母。
「過保護ね。おりるくらいできるって。…ママが妊娠してた時も優しかったけどそこまでじゃなかったくせに自分が父親になろうならこうだから…。」
麻友美はおりる。母は、
「いらっしゃい。」
母は麻友美と手を繋いで、
「二人、本当の兄弟みたい。いい事よ。私だって旦那さんの兄弟と仲良しだし、旦那さんだってああ見えてもお姉ちゃんと仲良しだよ。大丈夫?奈央が踏んじゃってごめんなさい…。」
「大丈夫です。」
悠太は、
「きちんと悪阻があるから大丈夫みたい。」
「そう、くつろげた?二人の時間、大事でしょ?」
「ありがと
「…悠。」
兄は、
「私はあなたを嫌ってはいませんよ。弟も。この妊娠は衝撃だったけれどいつか妹を妊娠させるのは君だと思っていたし、奥さんからあんな事聞いたら見下すなんてできません。」
「母がですか?」
「あの方は本当にすごい方です。君を本当に愛しています。愛している息子さんだから誇れる。きっと母親ってそうなのでしょう。命を賭けて産んだ。お腹の子供もきっとたくさん愛されて育つ。」
兄は悠太を抱いて、
「妹を頼みます。ただ、嫉妬で狂って襲うのはよろしくないけどね。」
「…ごめんなさい。」
「弟かぁ…。社長令息だし…。」
「悠太でいいですよ。堅苦しいのは嫌です。自惚れるなと母から教育受けています。だからこそ、小.中.高は何も言いませんでした。大学は…多少のばれた人しか…大学生は企業の事を気にしますし、メンバーらに、将来どうする?と聞かれたので、次男だけど親父を継ごうかな…と言ったら、何ぃ〜!って追求されて、会社名は言わなかったけれど、社長の息子だと…。そうしたらあだ名が坊ちゃんになって…。」
麻友美は、
「早く行こう?心配かけるのダメだよ。」
「はい。」
兄と悠太は麻友美を支えるようにおりる。麻友美は、
「大丈夫だってば。私だっておりれるって。妊娠がわかってからこんな…知らない時だっておりてたよ。」
「麻友、ゆっくり身を任せて。この人役に立たないし。」
兄が言うと、
「な…父親だもん、お兄さんこそ引いてください。」
「ふん、妊娠させた尻軽男に任せられますか。」
「……。」
待っていた母。
「過保護ね。おりるくらいできるって。…ママが妊娠してた時も優しかったけどそこまでじゃなかったくせに自分が父親になろうならこうだから…。」
麻友美はおりる。母は、
「いらっしゃい。」
母は麻友美と手を繋いで、
「二人、本当の兄弟みたい。いい事よ。私だって旦那さんの兄弟と仲良しだし、旦那さんだってああ見えてもお姉ちゃんと仲良しだよ。大丈夫?奈央が踏んじゃってごめんなさい…。」
「大丈夫です。」
悠太は、
「きちんと悪阻があるから大丈夫みたい。」
「そう、くつろげた?二人の時間、大事でしょ?」
「ありがと