新月の夜
でも、男の子が出来でもしたらあさみが傷つく。
和也が働くと決めて、初めての挨拶へ行った日、その秘書は、
(ま、まさか…離れさせられた女性との間の子供!?)
秘書は和也に、
「お母さんはどうしたの?」
と聞く。和也は嘘をつき、
「ある日…この人を捜しなさいと母から写真を渡されまして、初めて父親のカオを知りました。母は、父親の所へ行きなさい。あなたは男の子、父親の側にいて、意志を継ぎなさい。私はあの人にとって必要ない。だから今日でお別れ、さようなら。と、キスをされて、いなくなりました。写真を手掛かりに父を捜しました。すると、僕と似た人とすれ違いました。父親だと確信して、振り向いて、お父さん?と尋ねると、何も知らないみたいで、誰?と言われました。僕は、母から貰った指輪を見せて、母の名前を言いました。父は驚いていました。きつく抱きしめられ、母親はどうした?と聞かれ、いなくなった事を話したら、寂しそうなカオをして、そうか…。と言っていました。家に初めて行きました。そして初めて父親の仕事を知りました。母の望みは僕が父を継ぐこと。ですから父と暮らし始めて、必死に勉強しました。」
「……。」
秘書は無言。
「僕は父を恨んでなんかいません。たった一人の父親です。父は僕を、あれから毎日のように抱いて、…ごめんなさい。と言ってくれます。」
和也はあさみとすれ違う。
ふわっ。
和也はあさみを抱き、
「いつか絶対に母さんを証明する。」
「和也…。」
「…私はあさみさんを傷付けた…とんでもない事。悠太が生まれる前だ。」
「は?」
「私は…あさみさんを襲った。」
「な…。」
「抵抗するあさみさんを無理矢理裸にさせて抱いた。何度も叫ぶナオキの名前。私は和也の飲む母乳を舐めた。あさみさんは、これは和也の為の…と泣いてた。そして、ナオキを求められないカラダにしようとしたら、和也が大声で泣いた。あさみさんは和也!と叫んで、和也を抱いた。和也は、あさみさんの母乳を飲んでいたよ。」
麻友美は絶句する。悠太は、
「な…なんて酷い!?」
それを麻友美達を見に来ようと来ていたあさみとナオキが聞いていた。(廊下で)
あさみは、息子と、そのお嫁さんと、愛する人に知られた事にショックで
(奈央は、
和也が働くと決めて、初めての挨拶へ行った日、その秘書は、
(ま、まさか…離れさせられた女性との間の子供!?)
秘書は和也に、
「お母さんはどうしたの?」
と聞く。和也は嘘をつき、
「ある日…この人を捜しなさいと母から写真を渡されまして、初めて父親のカオを知りました。母は、父親の所へ行きなさい。あなたは男の子、父親の側にいて、意志を継ぎなさい。私はあの人にとって必要ない。だから今日でお別れ、さようなら。と、キスをされて、いなくなりました。写真を手掛かりに父を捜しました。すると、僕と似た人とすれ違いました。父親だと確信して、振り向いて、お父さん?と尋ねると、何も知らないみたいで、誰?と言われました。僕は、母から貰った指輪を見せて、母の名前を言いました。父は驚いていました。きつく抱きしめられ、母親はどうした?と聞かれ、いなくなった事を話したら、寂しそうなカオをして、そうか…。と言っていました。家に初めて行きました。そして初めて父親の仕事を知りました。母の望みは僕が父を継ぐこと。ですから父と暮らし始めて、必死に勉強しました。」
「……。」
秘書は無言。
「僕は父を恨んでなんかいません。たった一人の父親です。父は僕を、あれから毎日のように抱いて、…ごめんなさい。と言ってくれます。」
和也はあさみとすれ違う。
ふわっ。
和也はあさみを抱き、
「いつか絶対に母さんを証明する。」
「和也…。」
「…私はあさみさんを傷付けた…とんでもない事。悠太が生まれる前だ。」
「は?」
「私は…あさみさんを襲った。」
「な…。」
「抵抗するあさみさんを無理矢理裸にさせて抱いた。何度も叫ぶナオキの名前。私は和也の飲む母乳を舐めた。あさみさんは、これは和也の為の…と泣いてた。そして、ナオキを求められないカラダにしようとしたら、和也が大声で泣いた。あさみさんは和也!と叫んで、和也を抱いた。和也は、あさみさんの母乳を飲んでいたよ。」
麻友美は絶句する。悠太は、
「な…なんて酷い!?」
それを麻友美達を見に来ようと来ていたあさみとナオキが聞いていた。(廊下で)
あさみは、息子と、そのお嫁さんと、愛する人に知られた事にショックで
(奈央は、