新月の夜
が同じ。信頼し合ってる。」
「なら何故隠すんだ?」
「気を遣わせないようにじゃない?兄妹だし。仲が良すぎたらいろいろ言われるよ。だから内緒ね。」
「内緒ならわかるよな。セッ…。」
「ダメ!」

キス。

「…ごまかしたな。簡単にさせてたまりますか。体力がもたない。私のことも考えて。」


夜。絢美は料理を作ってる。亜希は、

「たまには手を抜いてもいいんだよ。」

絢美は、

「ダ〜メ。栄養ちゃんととらないと。お兄ちゃんにはきちんとしたものを。待ってて?グラタンもうすぐできるから。」
「はい。絢美主婦みたいだなぁ。」
「お兄ちゃんの為。お兄ちゃんへの感謝。私にさせて?それが私の責任。使命。」
「絢美…。」
「お兄ちゃんがいるから毎日楽しみなんだ。考えたり。おいしい☆って言われたら嬉しい。だからできる。」
「絢美、いつもありがとう。おいしいよ。」

ぎゅっ。

抱く。絢美は、

「だから、私は、お兄ちゃんのお嫁さんみたいになっちゃうんだよ。妹だけどね。だから女の人なんて見つけられないんだ。ぢゃあやめよっかなぁ。お兄ちゃんにはいい人見つけて欲しいもん。」
「今はかわいい妹だけで充分だ。」

絢美の携帯が鳴る。

「誰?」

亜希が言うと。

「お兄ちゃんだね。」
「誰?」
「暁人お兄ちゃんか、あつきお兄ちゃんかは出てのお楽しみ。お兄ちゃん出て?私出れないもん☆」

亜希は仕方なく出る。

「もしもし?」

すると。

「お、彼氏だぁ☆」
「…あつきか。」
「がっかりした?ねぇ、あ〜ちゃんと寝た?セックスした?兄さん。」
「するか。このド変態!!」
「兄さん…だって妹とはいえ、年頃の女だよ。アソコ疼かない?あんって声あげて感じるの意識しないの?」
「…お前いつからそうド変態になった?」
「兄さん硬いねぇ。」
「当たり前だ!そんなこと出来るか!!」
「あ、兄さん、あ〜ちゃんに代わって?ダメ?」

亜希は、

「絢美、あつきが代われって。」
「…え?」
「支度くらい兄ちゃんがする。」
「…はぁい。ごめんね。」

「もしもし…。」
「絢美、久しぶり☆」
「久しぶりだね。どうしたの?お兄ちゃん顔真っ赤だよ。」「ん?兄さんか。クックックッ…。」
「い
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