新月の夜
Honey Strawberry Chips
4月、麻友美は発売を控えている。悠太との関係も続いていて。悠太の眠ってるベッドからぴよこっと出てくる。

ちゅっ

悠太にキス。悠太は寝たふりしてぎゅっと抱きしめる。

「あっ!?…ちょっと。起きてるでしょ?」
「ん…。」

悠太は寝言のふり。麻友美は逃げられない。

「卑怯者…。」
「誰が?」

ぐぐっ…。

「あぁぁ〜!?」

ぐったり…。


大学2年になった悠太。友人に、麻友美に充実。講義も終わり、帰りの用意。すると、外には意外な人物。

「え?」

悠太は驚く。にっこりして、来いよの合図。

「…。」

悠太は従うしかない。

「…ここに来たんだ。」
「お久しぶりです。姉との関係はどう?」

祐貴だ。悠太は、

「それを聞きに来たのか。」
「姉さんバレバレ。家帰って来てぐったりしてたら、抱かれて帰って来た合図。」
「…監視しすぎ。」
「姉さん好き?当たり前だ。あれ以上の女はいない。」
「まだ僕はあなたを認めたわけではないですから。結果、お姉さんを奪ったからね。それより、あなたが最初に姉さんを抱いた心境は?」
「は?」
「なぜ、避妊をしなかった?」
「…弟に言える?」
「姉さんを汚された立場として知りたい。」
「…あの場面ではできない。悪かったと思ってる。大切にしたかった。あれは予想外だ。オレは麻友に一目惚れした。少しでも近づく為にチビチビ言ったし、警戒する麻友にチビには欲情しないと言った。偽り。好きで好きで、毎日のように麻友を考えていた。ある日、いつものように麻友に会いに行った。いなかった。来ないのかな?と思ったら、ピアスが落ちていた。それは来ていた証。嫌な予感がした。探した。…話できないような光景だった。」

祐貴は、

「襲われてたんだね。聞いた。」
「言ってたのか?」
「あなたに助けられたと。」
「あぁ。好きな女が男に囲まれてる。男は精器を見せ付け、入れようとしていた。許さない!麻友に触れさせない!?男達を蹴ったか殴ったか覚えてないけど。麻友をかばう。麻友は服を脱がされていた。好きな女の身体。着ろ!オレは男達にボコボコにされる。死んでもいい。好きな女の前なら死ねる。麻友の話にも耳を貸さない。麻友は叫んだ。オレを引っ張り、逃げた。好きな女の前、
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