新月の夜
しい。それまで待ってくれないか。」
「はい。」

キス×キス。

そして、二人は眠る。


「ただいま。」

麻友美は帰宅。母は、

「お帰りなさい。」

と優しく迎えてくれる。
部屋に行く。そこには、弟がいて、

「姉さん。ごめんなさい…。」

麻友美は祐貴を抱いて、

「いいの。」
「あの人の臭い。姉さん、抱かれてきた後に僕なんて抱いてていいの?」
「私は祐貴の命。祐貴は私の希望。」
「…うん。そうだよ。」

そこへ兄が来る。

「…また甘やかしてる。」
「お兄ちゃん。」
「祐、甘えてると悪いぞ。」

麻友美は、

「私の意思だよ。いいの。わかっているから。愛したい。祐もお兄ちゃんも大事なの。」
「祐も男だぞ。襲われたらどうする。」
「大丈夫。信じてる。そんなことしないわ。祐の望みならいいわ。」
「…あのなぁ。身体を安売りするな。」
「違う。彼を愛してる。」

電話が鳴る。兄は気にして出ていく。

「あ、絢ちゃんだ。」
「もしもし?まゆたん。今日はありがとう☆」
「こちらこそ。絢ちゃんと歌えて幸せよ。」

祐貴は目を輝かせている。

「なぁに、話したいの?」

ぎゅっ!

「うわ、姉さん!?」
「弟くんいるのね。私も横にお兄ちゃんがいるわ。ほらね。」
「…どうも。」
「本当だ。」

亜希は、

「家に来ませんか?絢美の鍋、ご馳走します。」

絢美は、

「おいでよ。お兄ちゃんと迎えに行くわ。3人までならOKよ。お兄ちゃんの車、5人乗りだし。彼氏と来たら?…でも怪しまれるから誰かもう一人来るか、もしくは、お兄ちゃんがレンタカー借りるか。」

亜希は、

「いいよ。たくさんでしたほうが楽しいだろ?」

麻友美は祐貴に

「祐貴も行く?」
「…え。」
「沙織も呼ぼうか。…。」
「じゃあ、お兄ちゃんレンタカーだね。」
「そうだね。」

にこっ。

「まゆたんは今どんな感じかなぁ。」
「弟といちゃいちゃしてるの。」

亜希は、

「嫉妬されますよ。」
「いいの。絢ちゃんは?」
「じゃあ、お兄ちゃん、抱っこして?…」
「あのなぁ。」
「抱っこ抱っこ。」
「わかりました。」

きゅっ。

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