新月の夜
絢美からのお誘い〜呪いの秘密〜
麻友美たちは動き出す。レコーディングして、まだまだ公表しないが。6人は、忙しい。リーダーは誠治。サブリーダーは沙織。
麻友美はMAYU、悠太はYOU、沙織はSAO、美里はSAMI、誠治はSAY、弓削は、YU。に決定。


絢美と鍋パーティー。麻友美、沙織、悠太、祐貴で行く(美里はおしゃべりだし、誠治、弓削はタラシなので来れば話してしまうので)
亜希の運転でマンションまで。

「広い!?」

片付いた部屋。

「お兄ちゃんと私の部屋がそれぞれあるの。他にリビング、ダイニングキッチン、お風呂、トイレ、来客用の部屋があるの。

「来客用?」
「いつでもお兄ちゃんが来てもいいように。」
「お兄さん?」

亜希は、

「絢美は4人兄弟の末っ子。来客用は、来ていない時は、二人で使っているんです。」
「…お兄ちゃんが女の人連れて来てもいいよ。」
「亜希は、今はそんな気ではないよ…。」
「…そんな。いつもそう。」

亜希は絢美の髪をそっと撫でて、

「いつも気持ちは嬉しいよ。」
「本当良いお兄さんですね。」

祐貴は言う。絢美は、

「人が良すぎるだけ。25だよ。私がお兄ちゃんの大切な時間を奪ってる。」
「そんな事ないよ。」


鍋は煮えてくる。

「おいしい☆」

絢美はにこにこ。

「そういえば、麻友の手料理食べた事ない。」

祐貴は、

「まだ早い!」
「ちょっと、祐貴!」

亜希はくすくす笑って、

「始まってますね。彼氏VS弟くん。」

沙織は、

「そろそろ認めようよ。」

祐貴は、

「認めてますよ。勝てないのはわかっていますから。でも意地くらいは出したいですよ。」

絢美は、

「でも、良いコンビね。本当の兄弟みたい。」

悠太は、

「弟は欲しかった。訳あって兄と二人兄弟…。本当をいえばもっと兄弟欲しかった。いくらねだっても、理由を知っているから言えない。親はその分、兄弟を溺愛した。でも知っている。母親の軽うつの時代。今は解放されたけど。欲しくてももう男は作れない。女の可能性を賭けて生めばいいけど、男が生まれたら運命に翻弄されないといけない。悲しむのはみんな。俺が生まれた瞬間、決められたこと。3人目の男の子は必ず亡くなる。父も祖父も曾
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