新月の夜
亜希の恋
「17の頃、将来を約束した女性がいました。絢美のことも理解していましたし、心優しい女性でしたよ。」
「なぜ?」
「過去の話です?病気ですよ。」
「病気…。」
「もう病に蝕まれていた。見てしまった。冷たくなって動かなくなった彼女。最初で最後のキス。冷たかった。…彼女とはキスさえもできなかった。」
「それは絢ちゃんは知らない。」
「絢美は12でしたから。彼女は、妹に甘い私に、あ〜ちゃんはあ〜ちゃんのままでいい。と言っていた。」
「あ〜ちゃん…。」
「亜希ですから。よく女と馬鹿にされましたよ。絢美に会ってますよ。きっと覚えてないと思うけど。」
絢美は学校の帰り。ランドセルを背負って、上履きの入った袋を持っている。
「あれぇ?お兄ちゃん来ないなぁ。」
公園のベンチに座っている絢美。すると、
「誰か待ってるの?」
女子高生。絢美は警戒する。
「だぁれ?」
女子高生は、しゃがんで、
「お姉ちゃん病気なんだ。残り少ない。だから、あなたと話したいの。いつもここで待ってるかわいい女の子。」
「病気?」
「うん。…もう治らない。昨日わかったの。…悔いを残したくない。死ぬ前に話をしたいの。」
「…お兄ちゃん待ってるの。」
「お兄ちゃんか。いいなぁ。大事にされてるんだね。」
「うん、あきお兄ちゃん大好き☆」
「亜希…。」
女子高生は絢美を抱いて、
「亜希を守って?ずっと大好きでいて?見てるから。会えてよかったから。」
呟く。
「?」
絢美はわからない。
「う…!?」
女子高生は
「ごめんね、さようなら、あや…。」
走る。絢美は、
「お姉さん誰?お兄ちゃん知ってるの?私も?」
公衆トイレ、女子高生は吐血する。」
「う…うぅ。」
崩れる。
「…これで死ねるわ。いつでもいい。」
女子高生はふらふら。家へ。
”亜希…さようなら。”
絢美の前に亜希が。
「ごめん、待った?」
「大丈夫。何かね、不思議なお姉ちゃんに会ったの。病気って。」
「え?」
「お兄ちゃん知っているのかな。」
「お兄ちゃんの話してた?」
「うん。会えてよかったって。お兄ちゃんと似た制服の。みつあみのきれいなお姉さん。」
「なぜ?」
「過去の話です?病気ですよ。」
「病気…。」
「もう病に蝕まれていた。見てしまった。冷たくなって動かなくなった彼女。最初で最後のキス。冷たかった。…彼女とはキスさえもできなかった。」
「それは絢ちゃんは知らない。」
「絢美は12でしたから。彼女は、妹に甘い私に、あ〜ちゃんはあ〜ちゃんのままでいい。と言っていた。」
「あ〜ちゃん…。」
「亜希ですから。よく女と馬鹿にされましたよ。絢美に会ってますよ。きっと覚えてないと思うけど。」
絢美は学校の帰り。ランドセルを背負って、上履きの入った袋を持っている。
「あれぇ?お兄ちゃん来ないなぁ。」
公園のベンチに座っている絢美。すると、
「誰か待ってるの?」
女子高生。絢美は警戒する。
「だぁれ?」
女子高生は、しゃがんで、
「お姉ちゃん病気なんだ。残り少ない。だから、あなたと話したいの。いつもここで待ってるかわいい女の子。」
「病気?」
「うん。…もう治らない。昨日わかったの。…悔いを残したくない。死ぬ前に話をしたいの。」
「…お兄ちゃん待ってるの。」
「お兄ちゃんか。いいなぁ。大事にされてるんだね。」
「うん、あきお兄ちゃん大好き☆」
「亜希…。」
女子高生は絢美を抱いて、
「亜希を守って?ずっと大好きでいて?見てるから。会えてよかったから。」
呟く。
「?」
絢美はわからない。
「う…!?」
女子高生は
「ごめんね、さようなら、あや…。」
走る。絢美は、
「お姉さん誰?お兄ちゃん知ってるの?私も?」
公衆トイレ、女子高生は吐血する。」
「う…うぅ。」
崩れる。
「…これで死ねるわ。いつでもいい。」
女子高生はふらふら。家へ。
”亜希…さようなら。”
絢美の前に亜希が。
「ごめん、待った?」
「大丈夫。何かね、不思議なお姉ちゃんに会ったの。病気って。」
「え?」
「お兄ちゃん知っているのかな。」
「お兄ちゃんの話してた?」
「うん。会えてよかったって。お兄ちゃんと似た制服の。みつあみのきれいなお姉さん。」