新月の夜
と思うよ。僕にはあ〜やのあんな笑顔出せない。」
「あつき…。あ〜や呼んでくるね。きっと天使だよ、」

あつきは出る。

「…絢美。万里は最後に絢美に会いたかった。」


絢美の部屋。

「あ〜や。」

あつきが入って来る。

「お兄ちゃん。」

あっきは。

「大人しくしてたかぁ。」

抱き上げる。

「きゃっ。」

むにっ。

「あ〜や、胸大きくなったぁ。」
「!?…やだ!」
「冗談だよ。兄さんの所へ行こう。」
「…でも、」
「いいの。」

あつきは絢美を担ぐ。あつきは、

「あ〜やのパンツ見〜えた。いちご☆」
「…やめて!」
「…そういう時だけ女になって何で兄さんにはなつく?」
「亜希お兄ちゃんは別だもん。」
「お兄ちゃんは?」
「エッチぃ!」
「…あのなぁ。」


亜希の部屋。

「亜希お兄ちゃん…あつきお兄ちゃんがエッチぃの。」
「…それは前からだ。」

あつきは、

「じゃぁあ〜や置いてくね。」

あつきは絢美を亜希に渡す。二人きり。絢美は。

「お兄ちゃん、大丈夫?顔色悪いよ。」

亜希は、

「大丈夫だよ。ごめんな、絢美。」

ぎゅっ。

「お兄ちゃん…。」
「絢美。」
「ん?」
「今日側で寝てくれないかなぁ。」
「いいよ。じゃああやからのおねだり聞いて?」
「ん?」
「あやとお風呂☆」
「わかりました、姫。」
「約束だよ?」
「うん。」

ニコッ。


亜希は絢美をお風呂に入れている。

「姫、湯加減いかがですか?」
「お兄ちゃんがいるから最高だよ☆」


亜希の部屋。絢美は亜希に、

「お兄ちゃん、寂しそう。あや、お兄ちゃんにお歌を歌ってあげるね。」

ニッコリ。

絢美は歌う。

「!?」

きれいな声。

「…絢美?」
「なぁに?」
「…何でもない。」

絢美の声はきれいだ。亜希は思う。

「万里、万里の会いたかった妹はやはり天使だよ。僕は万里が探していた天使を守る。」
「絢美。ありがとう。」

絢美は亜希に抱かれて眠る。


「あの時から前以上に絢美を守ると誓った。万里もついている。絢美は天使だよ。」
「お兄ちゃん…大好きだよ。」
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