新月の夜
「私には聞いといて。」
「…チビには関係ない。」

イラっ。

「とりあえずよろしく、チビ。」
「何よ!」
「麻友美。抱き寄せる。」
「や!離して、変態!!」
「仲間としてだ。」
「いらない!」
「ケチな女。」
「どうぞ言って下さい。」


次の日、カラオケ、
男A(誠治)=並、
B(弓削=中より下、
悠太=いける。

男目線、
美里=並、
沙織=並、

麻友美が歌う、みんな聞き惚れる。

「きれいなボイス。」
「うまい…。」
「友美歌姫さんだもん。」


麻友美がリードボーカル、悠太がギター&ハモり。美里がキーボード、沙織がドラム、誠治がギター、弓削がベースになる。


練習。発声。麻友美は完璧。
悠太は、声出し。

「!?」

麻友美は驚く。

−私、誇ってるんだ。あなたと会えたこと。一期一会。信じられなかったけど、今は信じられる…(略)

麻友美の路上で歌っている曲。狂いがない、

(何で…?)

誠治が、

「それ誰の曲?」

みんな知らない。

「あれ?知らない?」
「麻友美知ってる?」
「…まぁ、何となく。」

そう答えるしかなかった。麻友美は歌わされる。やはりしっくりしている。

「…知ってたんだ。」
「…まあな。毎回聞いてたし。」
「…。」


毎日のように練習。10月になった頃、少しずつできてきた。麻友美が作詞作曲したり、ヒット曲だったり。男は、麻友美の歌に好感。
にたにた。悠太は気に入らない。ちやほや、イライラ。

「うまいね、麻友美ちゃん。」
「…そんな事ないよ。」

弓削は麻友美のお尻にタッチ。悠太は見た。
嫉妬、限界。悠太は麻友美の腕を引っ張る。

「な…何!?」
「来い!特訓だ。」
「…は?何考えてるの?」
「チビ、従え!」
「きやっ!?」

悠太は麻友美を連れて行く。残された他の人ら。

「何だ?」


「離して、何するのよ!」
「黙れ!」

連れて行かれる。


あの日のホテル。

「何よ!」

部屋に入ればいきなり、悠太は麻友美をベッドに押し倒す。

「きやっ、何す…いやっ!×××んっ、はっ…やめて!」

首すじを舐める。

「あっ!!
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