新月の夜
近付くと。

パチン!!

血相を変えた麻友美は悠太に平手打ち。外で見ていた他のメンバー。

「…あんな麻友見たことない。…普段静かだよ。」

麻友美は悠太に、

「最低!あなたの顔なんて見たくなかった…何でいるのよ!何で平然といれるの?…信じられない!」

悠太は、

「…お前がいけないんだ。イライラする、本当煩わしい。」
「煩わしいのはこっちのセリフ!」

悠太は、

「少しは気を使えよ!よく考えたらどうだ、お前の無防備さ、かわいすぎるんだよ!…よく考えろ、自分が何をしたか。あの日の事くらいさかのぼれ!帰れ!!」
「…言われなくても帰るわ!!」


涙が止まらない麻友美は走り去る。

「くそっ!!」

悠太が言うと、

「あ〜あ、泣かせちゃった。女の子泣かせちゃダメだよ。プリンス。」
「…やはり見てたな。それに、その呼び方はやめろ誠治。」
「社長令息。」
「…関係ない。」

弓削は、

「しかも告白?かわいいなんてさ。」
「…うるさい!」
「告白なら堂々としたらいいのに。」
「違う!」
「じゃあ、僕のものにしよっかなぁ。」
「勝手にしろ!」
「貞操奪ってでも?「オレに関係ない!」

顔は赤い。


家に帰った麻友美。泣いている。

「どうしたの?」

弟だ。

「祐貴ぃ!」

抱きつく。

「姉さん…男だね。姉さんを傷つける男は許さない。姉さんと僕は繋がっているから。」

手を合わせる。

「姉さんはその男のこと、どう思ってるの?」
「…煩わしい。何でいるの?」
「キス。いや、セックスしたの?」

麻友美は頭を抱えて、

「や…やめて!!はぁはぁはぁ…。」

弟は麻友美を抱きしめて、

「ごめん…。少しずつでいいから。」
「私の、空白の時間…さかのぼる。…あの日。」


お風呂。

「…やめてよ。思い出したくない!」

キス。

(中略)

「あぁっ!」

「きゃ!」

押し倒される。
唇、首、鎖骨、胸、おへそ、くびれ、麻友美は感じる。

「!?」

悠太からちょろちょろ出てるもの…。


「あぁ…!!」

麻友美はうなだれる。祐貴は、

「思い出したの?」
「わ…
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