【続編】カゴの中身
それでもダメ。



甘い顔したらナメられる!!



泣きたい気持ちを我慢してゆっくり過ごした1日。



エステも行ったし、夕食も食べた。



夜に雷さんからの電話。



「どう?」

「双子が泣き出した」

「えっ!?」

「まぁ、変に大人びてるくせにまだガキだからな」

「そっか…」

「善が部活の先輩とうまくいってねぇらしい。そういうこともありつつの反抗期じゃねぇか?」

「善、あたしに何も言ってくれなかった…」

「男同士の方が話しやすいってこともあんじゃね?今殴り合いのケンカになったら善に勝てる気しねぇしな…」



善は空手なら優秀だから…。



妬まれてるのかも…。



「下のチビ達は普通。シッターに来てもらったから」

「厘、泣いてない?」

「留宇のこと探していろんな部屋開けてたな」

「帰ろうかな…」

「まだいいんじゃねぇか?善と双子、もう少し反省させてやれ」



雷さんにそう言われ、仕方なく眠った。



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