あなたへ

〜過去〜(中学一年)

中学一年生。



この年は私の短い人生の中で


もっとも悲しい別れを経験した時期だ。






私は父さんが大好きだった。


怒ると怖いけど


いつも家族のことを考えていて


自分より家族が大事で



私と母さんを本当に大切にしてくれていた。



まさに私たち家族にとって太陽のような存在だった。


母と父に私という子供ができたのは15歳の時で


父も母も高校に通っていない。



中卒なので稼ぎは少ないものの


一生懸命働いて養ってくれた。




そして家族三人の生活は毎日楽しかった。
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