あなたへ
中はスゴイ沢山の人でごった返していた。



皆友達と一緒に来ているみたいで楽しそうだ。



「体育館はどこかな〜。」



寂しさを紛らわせるため、声に出して言ってみた。



「あっちだよ!!」



「え??」



ふりむくと一人の男子がにこっと笑ってこっちを見ていた。


身長は私くらいで顔は私と違いくりくりしていて、オレンジ色の髪が似合ってる。



「あ、ありがとう。」





人見知りの私はこれしか答えることができなかった。



「いいよーん!ばい〜★」



人懐こそうな笑顔を残し彼は去っていった。
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