Eternal
Eternal⑪
カレは
あまり話さないヒトで
たまに
何を考えてるのか
わからなくなった。


だけど
コトバが伝えられないぶん
優しいキモチを
いっぱいくれたから
ワタシはいつだって
幸せだった。


ある日の夜
くだらないことで
ケンカをした。


そんなとき
ワタシは一生懸命
自分のキモチを
伝えようとしたけど
カレはさらに無口になって
背中を向けてしまう。


ワタシ
何度も同じ部屋の中で
ひとりぼっちを感じたの。


その瞬間は
ホント淋しかった。



仲直りは
その日のうちに・・・


それは
ワタシタチの
決まりみたいなものになってた。
どんなにケンカしても
泣いても
次の日の朝には
笑って
「おはよう」が
言えるふたりであること
それは
ワタシの理想だった。

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