血に染まった月


取りあえず哲也は歩くことにした


どこまで歩いてもなにもない……


ただ真っ白な世界

「これは……夢…だよ、な??」


気味が悪いくらいに静かな世界

そして一面真っ白な世界

誰でも迷わず夢だと思うだろう

だけど……


背中にはしる寒気が嫌に現実的だ


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