空色


ドキドキッ
うるさい心臓の音…

希を見ると、
鼓動が早まる…

好きなのか??

好きなんだ…

『好き…』

つぶやくと
リアルに響く言葉に、
戸惑いを隠せない…

『俺はバカか…』

本気でそう思った…

『さっぶ…』

冷たい両手を
制服のポケットに入れながら、
桜小道を通る…

今は、冬だから、
枝だけの木々が並んでるけど…
ここの桜、
綺麗なんだよな…

希にも見せたいな…

そんな事を考えて、
1人赤くなってる
俺は…

他の人から見れば、
変人だ…

でも俺は…
変態だなっ…

だって…
希の事ばっか
考えてるし…

自問自答している自分…

恋でこんなに、
変わるんだな…

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