足音さえ消えてゆく
 はいはい、勝手に言っててちょうだい。

 さっさと残りのおかずをかきこむと、台所に食器を持っていった。このままいたら、余計な詮索をされそうだ。

 向こうでは、リスっぽい道絵がいかにして12歳年上の旦那をゲットしたかの話で盛り上がっている。


 まったく・・・どう見たら私と小浜が恋人に見えるんだか。

 ・・・ま、悪い気はしないけれど。


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