エリクシル
「何なんだろうね?」

サラがルシにたずねる。

「しらん!しらんから寝てくる!」
ルシがはっきりと答える。

「そんなに断言しなくても……」

「だって、知らないもんは知らないだろ。それより、お前もいつでも出発できるようにしっかり休んどけよ。」

そう言うとルシは階段を上がり、部屋に入っていった。

「もう………わからないんだったら見に行ってみればいいのに。」

サラが呆れた感じでつぶやく。

部屋に入ったルシは、何やら考えこんでいる。

「………文字と円………一体なんなんだ?」
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