あなたはあたしのもの♥あたしはあなたのもの♥

突然の・・・。

　４月。あたし、美城あかりは、憧れてきた高校生になった。

　あたしが住んでいるところは、学校も遠くて何もないド田舎です・・・。だから、朝は早く起きなきゃだし、けっこう大変です。
　そんなある日、普通に学校に登校するとクラスの中が騒ぎになっていた。
「おはよー。みんなどうしたの？？」
中学の時からの親友の真菜に聞いてみた。するとみんなが”ドワァ”とあたしの方に来て、ジロジロと見てくる。あたしは何が何だかさっぱり分からなかったので、状況の説明をしてもっらった。説明が終わった瞬間、あたしは、気絶するかと思った。
説明によれば、学年、いや、学校１と言っていいほどモテる奴が、あたしのことが好きというのだ。そいつは無口で普段は何も話さない。でも、そこがまたかっこいいのだ。
あたしはしばらくボケーっとしていたら、また騒ぎになった。なんと奴があたしのところのに向かってくる。そして一言。
「今、いい？」
そして、あたしが返事をする前に言ってしまった。あの言葉を。
「俺、お前のこと好きだから。返事はいつでもいい。待ってるから。」
それはあたしにっとて、人生で初めての告白だった。