報復サイト~正義の死(バツ)を~
「ふふふ…あははは……おいじぃねぇ…おいじぃ……おいじぃ…ふふふ……。」
沙織は、ペロリと口の周りの血を舐めとってニッタリと笑いまたナースコールを押した。
「内橋さん。どうしました?」
看護師は、ゆっくり中に入った。そして、ベッドで血だらけになって座って居る沙織のところに駆け寄った。
「内橋さんっ、大丈夫ですか?」
何も知らない看護師は、警戒もせずに沙織に近づいた。
「つぅ…ぎぃのぉ……獲物はぁ…お前かいぃぃ……。」
低く太い声が響く。
「内橋さん…?」
看護師もようやく気がつき始めたようだ。