報復サイト~正義の死(バツ)を~
  

      7


「もう…終わらせよう……。」


 学校長は、言った。


「やめて。先生っ、やめてっ!」


 叫ぶ奈々には、見えていた。学校長の手には、刃物が握られていたのだ。


「全てを…終わらせる。」


 学校長は、言って奈々に刃物を向けた。奈々は、小さな悲鳴を上げた。


「見るがいいー!!」


 学校長は、全校生徒に叫んだ。生徒たちは、悲鳴を上げる者や気を失う者も中にはいた。


「奈々…お前を殺して……終にしよう。」


 学校長は、思いきり刃物を振り上げた。



  
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