報復サイト~正義の死(バツ)を~
少女に言われて妻は、心臓を高鳴らせた。夫を苦しめているのは…昨日未明に学校の教室で自殺した我が子だった。
とても信じられなかったがそこに居るのは娘だった。
『ずっと…苦しかった。助けて……欲しかった…。話しを聞いて……欲しかった。』
少女:樹梨は、両親に言った。両親は、何も言えなかった。
『許さない……。』
樹梨の声音が変わる。父親の息が無くなっていく…。
『みんな…みんな……消えればいいのよぉぉぉぉ!!』
樹梨は、叫んだ。すると、部屋の窓ガラスがガタガタと大きな音が鳴った。
『樹梨ー!!許してぇぇぇ!!』
母親は、泣き叫んだ。父親の息が薄れていく…。
『樹梨…やめて……。許して…。』