報復サイト~正義の死(バツ)を~
志保の携帯電話が鳴った。志保は助けを求めるように携帯電話を取った。
「あっ、志保。暇だからみんなで遊ぼう!」
「うん。」
「学校前集合ね。」
電話が切れてからすぐに志保は用意して家を飛び出した。
とにかく、亡霊から逃れなければならなかった。自分の命を守る為に…捕まる訳にはいかなかった。
「志保-!」
「遅れてごめん。」
志保はようやく恐怖から離脱した。
「屋上に行ってご飯にしよう。」
言って田崎衣理はバスケットを見せた。志保は不思議に思ったが生身の友達に逢って心が和んだので気にしないことにした。
「行こう。」
いつもの笑顔で言われて志保は、ほっとして衣理ともう一人の友達上田柚依と共に校舎に入って屋上に三人は向かった。