報復サイト~正義の死(バツ)を~
「あ-外の空気は気持ちいい-!」
衣理は伸びをしながら言った。
「志保、何かあった?」
柚依に聞かれて志保は黙っておこうと思った心が折れた。
「信じないかも知れないけど…美幾が来るの。」
二人は面食らった顔をした。
「私も信じられないけど…美幾の亡霊が出るのよ!」
「「美幾の亡霊!?」」
二人はあまりの事に声を揃えて志保に言った。志保は二人に真剣な眼差しを向けていた。
「もう、二日になるの。悪夢を見せたり私を連れて逝こうとしたりして…。」
志保はそう二人に訴えるように言ってきた。
「でも、どうして志保の所に来るの?」