Love....really?


久しぶりに
人と話をした気がした。
空と話すのが
嫌じゃなかった。


教室に帰って
ゆめに坂上兄弟の話を
聞いてみようと思った。


「ねえ、」
「え!?」
ゆめはかなり驚いた。
「なに?」
「いや、ゆめに
こころから話しかけて
くれるなんて
初めてだからさ…!」
「そうだっけ?」
そんなこと
全然気にかけて
いなかった。


「ゆめ…
ずっとこころに
嫌われてると
思ってたからさぁ。」
そういいながら
ゆめは泣き出して
しまった。


「嫌いじゃないよ…。」
アタシは空をみながら
呟いた。






ゆめにはわかっていた。
こころの
【嫌いじゃない。】
の意味が。






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