Love....really?

「明日のお弁当
何が良い???」
「何でも。」
「何でもじゃなくてさ
なんか食べたいもの
あるでしょ?!
美羽を健康に
育てるのが
姉としての役目!」


美羽は姉というより
母親みたいだ。
炊事洗濯…
なんでもやる。
アタシもできることは
手伝う。


美羽はいつも
笑っている。
にこにこ
にこにこ。
泣き顔なんて
見たことない。
でもアタシは知ってる。
美羽がすごく
無理していることを。
疲れていることを。



アタシには
理解できない。


なんで
無理して笑うの?
なんで
無理して頑張るの?



美羽に一度
聞いたことがあった。
美羽は笑って
何も答えなかった。


それが
今になって
段々わかってきた。


美羽は自分を
創っている。
本性を決して見せない。
同じ血をわけた
アタシにでさえも。





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