あなたを好きということ
次の日。卒業式。
今日は、卒業式だけで午前中で帰れる。
教室に行ったら森がホッとした顔であたしの顔を見てきて
笑顔で笑った。
『琴芭っ♪おはよっ☆☆』
「おはよっ♪」
『いよいよ3年生卒業かぁ~
1年後は、あたし達なんだよなぁ~』
「だねぇ~・・・1年なんて早いだろうねっ」
『だよねぇ~㊦㊦』
あたしは、早苗と話しながら隣校舎の3年生の教室を見た。
皆写真を撮りながら笑ってる。
そして、胸あたりには赤いリボン。
「楽しそうだね」
『だねぇ~♪今年は、どれくらい泣くかなっ?』
「皆泣くかな・・・」
『そりゃぁ泣くんじゃない?』
その時担任が教室に入ってきた。
『よしっんぢゃぁ廊下並べ~』
そうしてあたし達は、体育館へと向かった。