恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
ドキドキして絹川くんを見上げる。

「…ありがとう」

「ん」

ニコリと笑う彼に、心臓がドキドキ。





嫌い?

好き?

…何だかよくわからない。



でも…
今この時

私の中に、特別な感情が芽生えたのは事実。





絹川くんの体が、近づいてくるのがわかる。

私の前髪に触れる指。

見上げると、彼は優しく私を見つめていた。




何も言わず、絹川くんは私の顔を覗き込む。

自然に引き寄せられ、吸い込まれるように…

唇を重ねた。




軽いキスじゃなく…

彼は唇を優しく何度も啄むと、私の唇を割って、いきなり中に入ってくる。




う…

いきなり…なんだ。




それでも目の前の甘い表情に、クラクラしそうで、何も抵抗できない。




絹川くんは私のシャツの上から、体に軽く触れる。

何だか…すごく幸せいっぱいな気持ちになって、

全身から…力が抜けていく。








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