恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
女なら誰でもOK
ポケットで携帯がブルブル震える。

…ん?



慌てて取り出すと、月ちゃんからだった。

今は選択科目の授業だから、月ちゃんはこの教室にはいないんだ。

さっき絹川くんと空き教室であんな事になってたから、昼休みの後月ちゃんと喋ってない。

…事情聴取されるのかな~。


恐る恐る、メールを開く。



「うっ…」

思わず、吹き出しそうになった。

前の席の男の子が、怪訝な顔で私を振り返る。

ご…ごめん。

とりあえず、笑顔で頭を下げておく。



ふう…危ないなぁ。

月ちゃん、いきなり写真送ってくるんだもん。

しかも、天ちゃん先輩の。



あれ~、これ。

最近の髪型…だよねぇ?





うそっ!

月ちゃんのメールの内容は、

私の事を聞くワケじゃなく、月ちゃんからの報告メールだった。







『さや~。今日はもう会えないかも。

天ちゃんが誘ってくれたから、一緒にサボりまあす!』


…えーっ!?

や…ヤバいよぉ。

月ちゃん、なんでぇ?


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