恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
「もう大丈夫?」

「大丈夫ですっ…あぁ、どうしよう…」

月ちゃん…。

なんで寝ちゃったの?私…。




悔いてもしょうがないけど、悔やむしかない。

バカだよ、絹川くんを捕まえなくたって…天ちゃん先輩の連絡先知ってる人は

捜せば他にいたハズなんだ。



「皆川さん?…どうかしたの」

「き…ぬかわくん、来ませんでした?」

「あぁ…来たけど、飛び出してったわよ」

飛び出して行った…?




あれ…。

私、携帯こんな場所に置いてたっけ?

目の前の棚の上に、携帯は置かれていた。

そういえば、開いて枕元に置いてた…よね。

手を伸ばし、それを掴む。



携帯を開くと、 誰かに送ったメールが最後になっていた。

知らないアドレス。

…誰?これ。




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