恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
‐次の日


「月ちゃん!昨日はごめ…」

私より早く来ていた月ちゃんに話しかけると、私にかぶせて喋ってきた。

「さや!何で電源切ってたの?」

「…え?」

月ちゃんは怒ってる。

だけど、電源を切った事に対して?




「もーっ!モヤモヤして寝れなかったよ」

「モヤモヤって…電話切ったのは月ちゃんの方でしょー?」

「だって、あの時はイライラしてたんだもん。よく考えたらさ、さやに当たってた。ホント言うと…」

月ちゃんは、ナイショ話をするように、私の耳に顔を近づける。

「天ちゃんね、私はダメなんだって」

「ダメ…って?」

「顔見知りとはエッチしない主義だからって…私が逆に断られたの。恥ずかしくて悔しくて、泣いてボロボロになってる所に、絹川当麻が現れてぇ」

…へ?




「絹川当麻に責められても、天ちゃん何も否定しないし…さっき言った事は、黙ってろみたいな顔してるんだもん。

さやにも…見栄はったって言うか。やっぱり本当の事言おうって思ったら、電話繋がらないし…。ひどい言い方して、ごめん」


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