恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
ん…。

えっ…えぇっ。


足が涼しいな…と思ったら、スカートを少しめくられ、太ももが露わになっていた。

体を下げ唇を離そうとすると、絹川くんも合わせて前に体をずらす。



ちょっと…待ってぇ。


乱れるならベッドの上って言葉を思い出す。

ボッと顔が熱くなる。




ここでは…しないよね?

さすがに困る。

誰か入って来た…ら。




とは思うものの、体は言う事を聞いてくれない。

キスされたままそのまま押し倒され、太ももに絹川くんの指が這う。

「やっ…めてぇ」

やめてとか言いながら、やめないで欲しい。

…何かすごく変な気持ち。

「…やめて欲しい?」

「やだ」

「どっちだよっ。つーか、もぅムリ。ここで…するか?保健室行くか?」

保健室ぅ!?

えっ…ベッドはあるけど、それって…ちょっと違う。




「絹川くん、どこでもしないって言ってたのにぃ…」

「時と場合による」

「何それっ」

「なぁ、さや…初めて?」



絹川くんは寝転んだ私にまたがり、私の頬をそぉっと撫でる。




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