恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏


午後の休み時間。

クラスの子たちは、次のダンスの授業に備え、着替えの為に早めにダンス場へ移動。

私と月ちゃんは、誰もいない教室の隅っこでコソコソ密談していた。


「…やるなぁ、あのオトコ」

月ちゃんがボソリと呟く。

「もぉ、ヤだ。私もちょっとおかしくなってたし。…でも、今思えば。何もなくて良かったかな」

「絹川当麻って~、エロいけど学校で堂々とそういう事する人じゃないって姉ちゃん言ってたんだけどなぁ。

時と場合、相手によるのかなっ。も~、さやがエロい視線送ってるんじゃないのぉ?」

「送ってないよ、もぅっ!…月ちゃんのお姉ちゃんって絹川くんたちと仲良かったんだねー。私の知らない彼をたくさん知ってそう」

「まあねー。でも、そんないつもつるんでたワケじゃないし」

「あれ…だけど、天ちゃん先輩の元カノと親友だったってコトはぁ。彼女は2コ上だったんだ?」

「そーだよ。こないだ見せたでしょ?あのオンナ」



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