恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
月ちゃんが言うあのオンナとは…。

天ちゃん先輩に肩を組まれていた、携帯カメラに入っていた…どっかのオンナ、って月ちゃんに言われていた、あの女の人の事だった。

…綺麗な人だったよね。



「天ちゃんの浮気で別れたんだってー。まぁ、あの彼を繋ぎとめておくのも難しいよね。あ~あ、私だったら浮気ぐらい許すのになぁ…」

「月ちゃん…寛大だね。私は絶対ヤだよぉ…」

「寛大っていうか、それも愛じゃない?フラフラしてるけど、本当に好きなのは私だって言ってくれれば、全然気になんないよ」

すごっ。私にはムリだぁ。

絹川くんが妬いてくれないだけで不満なのに。




「さやみたいな潔癖な彼女だったから。天ちゃんが浮気したって分かった日、あの窓から突き落としたらしーよ」


…へ?


月ちゃんの指す方向を見る。


いや。

マジで?




「嘘だぁ~。落ちたら…死ぬよ?」

「実際、生きてるじゃん!」

「だって、あんなに高い位置から…」


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