恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
「んー…もう一階下からだったかな。ほら、あの大きな木のそばの窓。

窓枠に座って喋ってた天ちゃんを、彼女が突然突き落としたんだって。

幸い?木があったから、枝に引っかかって…まぁ彼女もそれが分かってやったのかどうか」



あれ…あの木って。

私がサボってお昼寝しようとしてた

…あの木だ。




「木と葉っぱがカバーしてくれたからみんなホッとしてた所に

落ちなかった事で調子にのった天ちゃんが、立ち上がってみんなに笑顔振りまいてたら

…あっという間に枝が折れて、天ちゃん真下に落っこちたんだって」








『降りて来いよ。

この木、でかいくせに
意外とモロい』










絹川くんと再会した日…

切なそうな表情で

そう、言ってた。









あれは…

天ちゃん先輩が落ちた日の事を

…思い出してたから?








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