恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
「そ…それで?」

「ん?そのまま落っこってぇ~、骨折したらしいよ。

もちろん彼女がお見舞いに来る事もなく。そのまま、ジ・エンド」

「…はぁ。すごい怖い彼女だね」

「さやもやりかねないなぁ~。絹川当麻が浮気したらどーする?また膝ゲリ?そしたら当分浮気はできないよねっ」

月ちゃん、お腹抱えて笑ってる。

もぉ…やりませんってば。

あぁ…最悪。今朝の事思い出したよぉ。





「私の知らない事…去年色々あったんだね。絹川くんがダブったのも、何か理由があるのかなぁ」

「ダブりはただの怠慢じゃない?テスト受けるだけ受ければいーのに、わざわざテストの日だけ外して休んでたり、補習も一切出なかったらしーから。

根っからの勉強嫌いなんじゃないのぉ?やっぱり永遠の一年生だね。きっと来年も進級できないよっ」

微妙…。

私としては、一緒に進級して、今度こそ彼氏と一緒に卒業したい。




…あれ。

私、絹川くんの事…彼氏って認めてる。




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