恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
「さっきは悪かったな…。ごめん、また突っ走った」
しかめっ面してたはずの顔は、いつの間にかやんわりと優しい笑顔になっていた。
「うん…」
使い分けがうまいよね。どうしてこんなに変われるんだろ。
それと…突っ走った事より、天ちゃん先輩を優先して、部屋を出て行ったきり戻って来なかった事の方が
私は気になるんだけどなぁ。
天ちゃん先輩がやる事には目をつぶるって言ってたけど
彼には、かなり甘そうだよね…。
「え…と。先輩たちともめてるんじゃないんだ?」
私が先輩たちの方をチラッと見ると、絹川くんはハハッて笑う。
「あぁ…違う。あれ、オレのツレだわ。雰囲気わり~よな」
そっか。それならいいケド。
「絹川くん、上着…」
上着を差し出すと、にっこり笑って私にまた突っ返す。
「いらね。…さやが持っといて」
「私がぁ?でも、学年集会の時着てないと注意されるよ」
「オレそんな面倒なもん出ねぇし。それに、オレのもん何か持ってて欲しーから」
しかめっ面してたはずの顔は、いつの間にかやんわりと優しい笑顔になっていた。
「うん…」
使い分けがうまいよね。どうしてこんなに変われるんだろ。
それと…突っ走った事より、天ちゃん先輩を優先して、部屋を出て行ったきり戻って来なかった事の方が
私は気になるんだけどなぁ。
天ちゃん先輩がやる事には目をつぶるって言ってたけど
彼には、かなり甘そうだよね…。
「え…と。先輩たちともめてるんじゃないんだ?」
私が先輩たちの方をチラッと見ると、絹川くんはハハッて笑う。
「あぁ…違う。あれ、オレのツレだわ。雰囲気わり~よな」
そっか。それならいいケド。
「絹川くん、上着…」
上着を差し出すと、にっこり笑って私にまた突っ返す。
「いらね。…さやが持っといて」
「私がぁ?でも、学年集会の時着てないと注意されるよ」
「オレそんな面倒なもん出ねぇし。それに、オレのもん何か持ってて欲しーから」