恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
それは、ほんの一瞬の出来事。


あっという間に顔を離すと、ニコッと笑う。


「大人しくしとけよ。…放課後、また迎え行くから」


…うん。


黙ったまま、絹川くんをじっと見て頷く。


…迎え行くとか言われると、嬉しい。


ヤバいなぁ。


もうすっかり絹川くんのペースだよ。





彼はそのまま小走りで、天ちゃん先輩たちの所へ戻って行った。







友達の元へ戻る絹川くんを、引き止めて独り占めしたいとか、


もっと一緒にいたいと、思う私は…


わがまま?すごく欲張りになる。




元カレには感じた事のない


不思議な気持ち。







< 148 / 390 >

この作品をシェア

pagetop