恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
「だって、隠れても…いつかはバレるし。絹川くんといるの、そんなに隠さなきゃダメかな」

私がそう言うと、絹川くんは目を見開いて唾をゴクリと飲んだ。

「さやのそういう所…」

「…え?」

「…すげーと思う。ま、それなら違う手使いますかぁ」





「皆川?お前、そんなのと一緒にいたら…」

「オレみたいなのといたら…何だよ」

絹川くん、目つきが…変わってますよぉ?先生にそんな風にしちゃ、悪循環!

案の定、先生も堅く拳を握り、わなわなと震えている。

「絹川!お前、分かってるのか?皆川はなぁ、この学校で有望な…うわっ!何する…」

「有望な何だよ。知るか、んなもん」






絹川くんはニヤリと笑うと、

あろうことか、先生の顔面に

自分のカバンを…

思いっきり投げつけた。




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