恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
幸い、元カレの王子(月ちゃん曰わく)は、任侠モノの映画やヤンキーに憧れがあって

お兄ちゃんの脅しを聞いた途端に、

『オレ、流星さんについて行きます!カッケー!やっぱ男は、こうでなくちゃ~。制服の着こなし、サイコーっス』


なぁんて褒めまくり。

単純なお兄ちゃんは、お前意外と可愛いヤツだなとかって、一気に王子にユルユル。




絹川くんとの場合は…

一触即発?

ケンカにならなきゃいいけどぉ。






「何見てんの?」

歩きながら、絹川くんをじっと見ていた。

「信じられないなぁって思って…」

「へぇ、何が?」

「…ワルな人、苦手だったんだけどなぁ。絹川くんは、気にならない…な」

「別にワルかねぇじゃん。たまに…悪さするぐらいだって。見た目がダメなん?」

「うん…」

小学校の時の事を思い出す。

ニヤニヤして、タバコくさい人たち。





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