恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
昨日空き教室に来た、天ちゃん先輩。

ポップンキャンディ食べてるみたいだったけど、どこかで手に入れたのかな?

…あの人、飴好きなんだぁ。

飴好きに悪い人はいない気がする。





やっぱり、いいヒトなのか。





たまたま私とは、合わないダケなのかも。

顔も覚えてくれてないし。








「さや、当麻くんって呼んでんだ?可愛い~っ」

「昨日ね、トーマって呼べよって言われちゃった~。あ~倒れそぉ」

「ノロケ過ぎ~、こっちは失恋したのにやんなるなぁ」

月ちゃんはニヤニヤして、肘で私の頭をグリグリする。

「そーだった。でもさ、応援するよ?天ちゃん先輩の事、当麻くんに色々聞いてみるね」

「頼んま~す!」

月ちゃんと天ちゃん先輩かぁ。

これからどうなるかわからないけど、私ができる事はしてあげたいな。




私も…誤解してる部分はあるだろうから。

苦手だけど、天ちゃん先輩のあの性格を、少しでも克服しなくちゃね。




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