恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
さや…いいよね?

相手は当麻くんだもん。




好き…

大好きだから。




ヤバ。

緊張してきた。










当麻くんの家は、学校からそんなに遠くなかった。

今日は、バイク通学じゃないらしく

二人で歩きで当麻くんの家に向かった。






歩いている間、当麻くんは私の顔を見つめ、何かを話していたけど

私の頭の中は、今から起こり得る事への妄想ばかり。

当麻くんの話は上の空で、とりあえず頷いていた。





普段と変わらない態度の当麻くん。

こんな…の、慣れてるんだろーね。

学校から家まで近いし…

今までも、何人か女の子を連れ込んだりしたのかも知れない。





そう思うと、

今の彼女は私だって、頭で分かっていても

心がギューッと締め付けられるんだ。





やっぱり…

いつの間にか、私は

どうしようもないくらい

当麻くんが好き。





他の子なんか見ないで

私だけを見てね。




…いつから私は

こんなに独占欲が強くなったんだろう。




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