恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
当麻くんが女の子連れてくるのは、私が初めてじゃないんだ。…そりゃそうだよね。





いつも…

お姫様抱っこで自分の部屋に運んで、

あんな感じで女の子を抱くんだ…。





うっ…

すごく嫌だよ。




当麻くんからしたら、

大した事じゃないんだ。

ただの快楽?




考えたら初めからそうだった。

あんな…学校の中で、普通に体触ってきて

誰か入ってくるかも知れない所で、エッチしようなんて

…本当は、私じゃなくても良かったのかも知れない。





だからさっきだって、自分の思うようにならないから怒ったんだ。





元カレと比較するのは酷いけど…

彼は、好きだからこそ大切にしたいって言って、そういう事…してこなかったもん。







「当麻…、お前もそろそろ、バカな仲間とツルむのやめとけよ。何かデカい問題起こしてからじゃ遅…」

「…ぅるせーな、てめぇに関係ねーだろっ」

ドガッ

当麻くんは側にあった扉に、思いっきり蹴りを入れた。

うわ…器物破損。扉、少し歪んでるよぉ。



< 223 / 390 >

この作品をシェア

pagetop