恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
じっと当麻くんを見つめていると、
当麻くんは、突然フッと表情を崩した。
「そんなんじゃねーし」
そんなんじゃないって、そんな言葉で誤魔化さないでよ。
「お財布貸してっ!そのカードやっぱり、そっと抜いとけば良かった」
当麻くんの手からお財布をもぎ取ろうとすると、予想外の力でそれを阻止された。
「オイ、やぁめろって!人のモン、触んなよっ!」
「だって!もう、必要ないでしょ?当麻くんの彼女は私なのにっ・・・、そんなもの大切に持ってるって・・・おかしいよ」」
病室のど真ん中で、私たち二人はお財布争奪戦。
争奪戦の末、当麻くんに財布を完全に奪われた。
「後で、自分で捨てる」
「ホントに?」
「あぁ」
捨てる時に、思い出したりするのかな。その人との想い出。
当麻くんはベッドに座ると、気だるそうな顔で私を見た。
「あ~ぁ。嫌な事思い出しちまった。病人に心配事増やすなよなー。オレこっから動けねーのに。
さやが好き、それだけじゃダメなわけ?昔の事ほじくり返して、何かいい事あるか?」
当麻くんは、突然フッと表情を崩した。
「そんなんじゃねーし」
そんなんじゃないって、そんな言葉で誤魔化さないでよ。
「お財布貸してっ!そのカードやっぱり、そっと抜いとけば良かった」
当麻くんの手からお財布をもぎ取ろうとすると、予想外の力でそれを阻止された。
「オイ、やぁめろって!人のモン、触んなよっ!」
「だって!もう、必要ないでしょ?当麻くんの彼女は私なのにっ・・・、そんなもの大切に持ってるって・・・おかしいよ」」
病室のど真ん中で、私たち二人はお財布争奪戦。
争奪戦の末、当麻くんに財布を完全に奪われた。
「後で、自分で捨てる」
「ホントに?」
「あぁ」
捨てる時に、思い出したりするのかな。その人との想い出。
当麻くんはベッドに座ると、気だるそうな顔で私を見た。
「あ~ぁ。嫌な事思い出しちまった。病人に心配事増やすなよなー。オレこっから動けねーのに。
さやが好き、それだけじゃダメなわけ?昔の事ほじくり返して、何かいい事あるか?」