恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
「当麻くん…無事なんですか?」

「…さぁ?」

「さぁって、無責任な」

ホントむかつく…。

「当麻を救急病院連れて行って、あんたをここまで迎えに来た、オレのどこが無責任なんだ?

アイツの事は、明日自分の目で確かめろ。新しい入院先、後で教えてやるよ」



そう言うと、天ちゃん先輩は私の背中を軽く押す。

ケンカに連れ出しはしたものの、当麻くんを助けてくれた事。

それだけは、ありがとうと言いたい。




振り返ると、天ちゃん先輩が私のお腹を、軽くさすった。

「…さっき、痛かったろ?でもさ、あ~しねぇと、スッコロんでたぜ?膝ズル剥けでさぁ、最悪腰の骨折ったり膝割れたりとか、ヤだろ。

当麻は、あぁやったら手ぇ離すって…わかって殴ったんだぜ。知ってた?」

「そう…なの?私がウザいから…じゃなくって?」



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